共産主義者の考え方が、いかに「危険で世間離れ」したものかを鋭く指摘した。
事の起こりは、6月26日放送の討論番組「参院選特集 政策を問う」(NHK総合)。共産党の藤野保史議員が、防衛費に関して「人を殺すための予算」と発言したのだ。
藤野議員は「参議院選挙中の空気を読んで」番組終了後に発言を撤回し、担当する政策委員長の辞任を表明した。今回の発言に関して、安倍晋三首相が「自衛隊員に対するとんでもない侮辱ではないか」と強く非難するなど、波紋が広がっている。
同席議員が発言撤回を促したものの番組中に取り消すこともなかったし、同席していた民進党の山尾議員も無反応だった。岡田党首も「こんなことで」と反省する素振りが見られない。
この「防衛費は人を殺すための予算」発言は、自衛隊撤廃を党方針とする共産党議員たちの本音の部分であり、民進党左派も同調勢力であろう。
いわんや有田芳生氏の頭の中はどうだろう。
安保法案を戦争法案と繰り返し、「安倍首相はヒットラー」「安倍死ね」発言に同調したり、沖縄米軍を追い出そうとしている。「防衛費は人を殺すための予算」と言われても同調はすれ、違和感を抱くまい。
さて、このニュースに対して、ケント・ギルバードは呆れた口調で「こんな発言をする心境を、頭のなかを、脳みその回路を説明してもらいたいですよ。何なんだあれ?」と漏らし、「悪いけどさ、アメリカでそんな発言をしたら、大変なことになりますよ。撃たれますよ。すごい屈辱」と警告した。