ヌエ (討鬼伝より)
7・21 参議院選挙 東京選挙区。
選挙前、民主党は現職の鈴木寛、大河原雅子両氏を公認していました。
しかし、このままでは共倒れになりかねないと、公示日の2日前に大河原氏の公認を取り消し、鈴木氏に候補を一本化。反発した大河原氏は無所属で出馬を強行、菅直人氏ら民主党の一部が大河原氏応援に回ったため、事実上の分裂選挙に。開票日、まず無所属の大河原氏が落選。さらに、鈴木寛氏も次点で落選しました。
この選挙に対し、“民主党”の有田芳生氏は、週刊プレイボーイの取材に対し、こう答えています。
「安倍・自民に対して、きっちりと対抗軸を打ち出した政党や候補は強かった。
無党派の反自民票の受け皿となったからです。ところが、民主にはそうした明快さが欠けていた。
まるでヌエ(妖怪)のような政党
になってしまった。
これでは有権者が信用できないのも当たり前です」 (週刊プレボーイ 32号)
心ある民主党議員ならば
「選挙の敗因は、同じ民主党に所属する自分自身にもある。
国民の心をつかめなくて申し訳ない」
と考えるのではないでしょうか。
それを自分の所属政党をヌエ(妖怪)よばわり。
民主党は「妖怪」だから有権者が信頼できなくても仕方がない。
まったく他人事のように切り捨てますね。
「都合が悪くなったら、人のせいにする」
有田芳生先生の政治信条wwwがここでもよくあらわれています。
お望みどおり、民主党のことをこれから“ヌエ党”とお呼びした方がよいかもしれません。
「ヌエ党 国会議員の有田芳生でございます!。私も含め、私たちはヌエ(妖怪)なので、有権者の皆様が信頼できなくても、私たちは仕方がないと思っています。皆さん、怖がらず近づいてください」とでも街頭遊説されたらいかがでしょうか?
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鳥山石燕「画図百鬼夜行」より「鵺(ぬえ)」
鵺、恠鳥、奴延鳥(ぬえ)は日本で伝承される妖怪である。
『平家物語』などに登場し、サルの顔、タヌキの胴体、トラの手足を持ち、尾はヘビで(文献によっては胴体については何も書かれなかったり、胴が虎で描かれることもある。また、『源平盛衰記』では背が虎で足がタヌキ、尾はキツネになっており、さらに頭がネコで胴はニワトリと書かれた資料も存在する。もはや日本版のキマイラ(キメラ)と言える。
「ヒョーヒョー」という、鳥のトラツグミの声に似た大変に気味の悪い声で鳴いたとされ、一説には雷獣であるともいわれる。また、出現したのは一般には平安時代後期とされるが、平安時代のいつ頃かは、二条天皇の時代、近衛天皇の時代、後白河天皇の時代、鳥羽天皇の時代など、資料によって諸説ある。
元来、鵺とは夜に鳴く鳥のことであり、『古事記』『万葉集』にも名が見られる。この鳥の正体は、現在ではトラツグミのこととするのが定説である。この鳥の寂しげな鳴き声は平安時代頃の人々には不吉なものに聞こえたことから凶鳥とされ、天皇や貴族たちは鳴き声が聞こえるや、大事が起きないよう祈祷したという。